Mysore Class
About Mysore Class
マイソールクラスとは、指導者が見守る中で、それぞれの練習生に与えられたアーサナ(ポーズ)までを決められた順番にそって、自分自身で練習するクラスのことです。クラス内は、指導者の発する声と練習生の呼吸音以外は静寂で、その中で練習することによって集中力と自立心が養われます。
練習しているシリーズや経験にかかわらず、すべての練習生は同じ部屋で練習をします。指導者はクラスを回りながら、各練習生の経験と成長に応じてアジャストメントや指導を与えます。そのため、練習生はそれぞれの能力にあったペースで練習することができ、身体的な能力だけではなく、忍耐力・自主性・思いやりなどといった内面的なことも培われ、自分自身の成長や向上につなげることがでるでしょう。
The Mysore System
マイソールクラスでは、基本的にクラス時間内であれば、好きな時間に来て練習をし、帰ることができます。
自分の練習に十分に必要な時間にスタジオに来て、マットの上に立ったら、まずスーリヤナマスカーラから練習を始めます。指導者から与えられた最後のアーサナまでを順番どおりに毎回練習し、最後にバックベンド(適切な生徒のみ)とフィニッシングで練習を終わらせます。(アシュタンガヨガを始めたばかりの方は1時間以内で練習が終わりますが、アーサナが増えるにしたがって練習時間も長くなっていきます。)アシュタンガヨガのメソッドは毎日練習するように作られていますので、出来る限り毎日練習しますが、伝統的には週一回とムーンディ(満月と新月)の日は練習をお休みします。
《アジャストメント》
マイソールクラスの中で、練習生は指導者から直接手で触れるアジャストメント(ポーズの修正)を受けます。
アジャストメントを受けることは、アライメントやフォームの調整・先入観がもたらす限界の克服・安定感をもたらし、肉体的にもエネルギー的にも練習生を正しい方向へ導きます。しかし、練習生はいつもアジャストメントを受けることを期待しないようにしましょう。それは自身の練習ではなく、依存した練習になってしまうことを助長するからです。
アジャストメントを受けている時に、痛みや不快感を感じた場合は、すぐにそのことを伝えて下さい。また、アジャストメントを受けるために長く待つのはやめましょう。毎日練習はするのですし、長く待って流れや集中力・エネルギー・熱といったものを失うよりも練習を続けた方が良いでしょう。
もしアジャストメントを受けたくない場合は、その旨を先生に遠慮なく伝えましょう。練習が深まるにつれて、アジャストメントを受ける必要を感じなくなり、更に上級者になるとアジャストメントを受けることが練習の妨げになることもあります。
《新しいアーサナをもらうことについて》
指導者は、練習生が次のアーサナに入る準備が整ったと判断したときに新しいアーサナを与えます。新しいアーサナを与えられることを”待つ”という行為は、自身のエゴに向き合う機会であると同時に、指導者があなたの練習をきちんとサポートしているということに気づく機会でもあります。指導者は皆さんの練習を献身的かつ客観的に見ています。指導者を信頼し、自身の練習に対しても敬意を払いながら練習をしましょう。もし、質問・疑問がある場合は指導者に尋ねましょう。
《練習を継続することについて》
マットの上に立つというのは自分自身のためであり、他のだれのためでもありませんが、毎日練習をするということは本当に大変なことかもしれません。特に初心者がそれに慣れるまでには時間がかかることもあるでしょう。しかし、実際にお料理をしなければ美味しいものが食べられないのと同じように、「実践する」こと以外に自分にできることはありません。したがって、ご自身だけで練習を続けることが難しいのであれば、できる限りクラスに参加されることをお勧めします。クラスに参加すれば、指導者はいつでも見守ってくれていますし、言葉は交わさなくても一緒に練習をしている仲間がいることも練習を継続する力を与えてくれるでしょう。クラスが家から遠い方や、すでに自身の練習を確立している方は、自宅での練習に加えて、ドロップインやチケットで定期的にクラスに参加してもよいでしょう。
《練習の進歩とワークショップについて》
マイソール新宿では、基本的にワークショップや集中コースなどを受講することはお勧めしていません。なぜならば、練習の進歩は日々の練習によって培われるものであり、その過程を生徒自身が体で感じ、体験していくことによって、自らが気づきを得ることが練習生の利益になると考えているからです。ワークショップや集中コースなどでは、アーサナが早くできるようになるコツやアライメントなどを教えてくれ、一時的にエゴを満足させてくれるかもしれません。しかしそういったことは自分の体で感じ、自ら工夫し考え、気づくといった機会を奪ってしまうことにもなるのです。いつもあなたの練習をみてくれている指導者は、あなたに合ったタイミングで、あなたに合った指導をしてくれていますし、みなさんが思っている以上にあなたの練習を献身的かつ正確に見ています。そのために特にワークショップや集中コースを受講する必要はないのではないかと考えます。
とはいえ、海外から招かれた練習経験が長い先生が行うワークショップでは、新しいインスピレーションや経験を受けることがありますし、練習を継続するモチベーションになることもあるでしょう。そのようなワークショップを受けることは有益ですが、基本は日々の練習にあることを忘れないで下さい。日々の練習の積み重ねで自身の体や心の準備が整った時、自然とアーサナはできるようになりますし、気づきももたらされるでしょう。
Beginners
〜アシュタンガヨガを始めてみたいという方へ〜
アシュタンガヨガの経験のない方が、一番安全にアシュタンガヨガを学ぶことができるのはマイソールクラスです。練習を始めたその日から指導者にサポートされながら自分自身で練習する方法を学び始めます。マイソールクラスでは個別に指導を受けることができるため、練習生はそれぞれの能力にあった安全で理想的なペースでアシュタンガヨガを学ぶことができます。マイソールクラスに初めて参加するのにヨガの知識や経験・柔軟性など一切必要ありません。アシュタンガヨガはとてもパワフルなヨガのため、個人の能力に合わせて練習できるマイソールクラスで学び始めることをおすすめします。
*マイソール新宿では、新しい生徒とヨガの経験がない全くのない初心者の方の参加も受け付けています。年齢・性別に関わらずアシュタンガヨガに興味のある方ならどなたでも歓迎です。
アシュタンガヨガの練習経験がない方は、最初の1ヶ月間は週 3 回以上クラスに参加するようにしてください。
初心者の1日だけの参加やドロップイン、体験といった形でのクラス参加は受け付けておりません。(クラスに参加することに不安を感じる方は、練習を見学だけすることもできますので、気軽にスタジオにお越し下さい。)マイソール新宿では、練習とそのプロセスを本当に理解し始めるには、少なくとも1ヶ月間の継続的な練習が必要であると考えています。そのため、このようなスタイルをとっていることをご理解ください。
通常、初めの一週間はスーリヤナマスカーラAとBからスタートし、その後は各自に見合ったペースで進んでいきます。 始めの頃は大抵30-40分程度の練習時間になりますが、練習が進むに従って時間は長くなっていきます。また、クラスに参加する前に、Noticesのページをお読み下さい。